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Love Days ~大好きなヒト~

第4章 意外な再会

~Rinon Side~

「りんちゃん!」
そう呼ばれ、私は振り返った。
「な…、何で!?」
私の親類しか知らない筈の、その名前で私の事を呼んだのは…。
「りゅ…、隆二さん!?」
「どうも~。」
何で、隆二さんが!? 私の頭は、クエスチョンマークでいっぱいだった。

「りんちゃん!!」
「ちょ…、ちょっと待ってください! どうして、隆二さんがその名前を…?」
「あれ? 俺の事、覚えてないの?」
「えっ…?」
「りんちゃんの従兄の隆二! 昔、よく一緒に遊んだのにな~…。」
私は、記憶を探った。
…そういえば、小さい頃、よく遊んでもらったお兄ちゃんがいたな~…。 確か、名前は…「隆二」。 …思い出した!!

「え、ウソ…。 隆兄なの…?」
「フフッ、その呼び方、りんちゃんしかしないよ?」
「隆兄~!!」
そう言って、私は抱き付いた。
「おっと…。 ハハッ、りんちゃん変わんないね~。」
「隆兄は変わりすぎだよ…。」
「そうかな?」
「そうだよ…。 だって、全然分かんなかったし…。」
「ゴメンゴメン。 …あ、そうだ。 れんちゃん、元気?」
「うん! 元気だよ!」
「そっか。 良かった。」

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