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Love Days ~大好きなヒト~

第5章 双子の職場体験


「次は…、ここ!」
そう言って、私は扉の横にあるプレートを指差した。

「…スタジオ?」
「うん!」
「あ~、思い出した!」
「…やっとですか? ここは、NAOTOさんが提案してこられたんですよ?」
「そうだったね~。 …じゃあ、1回鈴音ちゃんと俺で中に入って、少し様子見てみようか。」
「そうですね。 …皆、ちょっと待っててね。」
「分かった。」

そして、中に入ると…。
「あ、鈴音ちゃん。」
「NAOKIさん!」
「どうしたの?」
「あの、前にもお伝えしたと思うんですけど…。」
「ああ、見学だよね。」
「はい。 …連れて来ても良いですか?」
「良いよ。」
「はい。 少しお待ち下さいね。」

私は、外に顔だけ出すと、
「皆、入って良いって。」
と、伝えた。

「お邪魔します…。」
皆は、そう言って恐る恐る入ってきた。

「・・・。」
皆が入ると、パフォーマーの皆さんが…。

「あの…、皆さん? どうされました?」
「えっ…。」
「え?」
「鈴音ちゃんが…、2人!?」

…皆、こうなるんだ…。
「皆さん、私は1人ですよ?」
「えっ、だって…!」
「おいで、れん。」
そう言って、私はれんを呼び寄せた。

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