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「ちょっと、鈴音。」
「何？」
「もう…。　笑ってる場合じゃなくて、ちゃんと教えなさいよ。」
「え？　えっとね。　
私は、隆兄の従妹で、伯母さんからの紹介で、ここでバイトをしてる。」
「そうなの？」
「うん。」

「りん、そんなに言ってよかったの？」
「れん。　いいんだよ。」
「そっか。」
「うん。」

「…なんか、凄いね。」
「何が？」
「いや、色々と…。」
「ん？　…で、いつまでココに居るの？」
「え？」
「NAOTOさん、次の所に行くんじゃなかったんですか？」
「あ、そうだったね。　…じゃ、行こっか。」
「はい！」

…何とか、一件落着？
「ねえ、りんちゃん。」
「何？　隆兄？」
「次って、どこに行くの？」
「ああ…。」
「え、知らないの？」
「知ってるけど？　だって、案内先は、私とNAOTOさんで考えたんだもん。」
「そうだったんだ。」
「そう。」

「あの、ちょっといいですか？」
そう言ったのは、班員の１人。

「ん？　どうしたの？」
「次って、どこに行くんですか？」
「あ、えっとね。　…鈴音ちゃん、どこだっけ？」
「忘れないで下さいよ！」
「ゴメンゴメン。」
「私が案内します！」
そう言って、NAOTOさんと先頭を変わり、次の場所へ向かった。