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「あの、れんちゃんは人見知りしやすいので…。　今日少し打ち解けていた岩ちゃんか、僕の担当にしてあげて下さい。　お願いします！」
隆兄はそう言って、NAOTOさんに頭を下げていた。

「隆兄…。」
「分かった。　じゃあ、そうしようか。」
「…でも、俺と一緒は嫌かな…？」
「今市…。」
「…って事で、岩ちゃんの担当にしてあげて下さい！」
「えっ、俺ですか？」
「うん。」

「まあ、そうするけど…。　でも、岩ちゃんは明日収録だよね？」
「終わり次第、すぐに帰ってきます。　明日の僕の担当は、いつもお世話になっている、鈴音ちゃんの妹ですから。」
「そっか。　分かった。」
「すみません、お願いします。」
「OK！　じゃあ、今日は解散！　お疲れ～。」
「お疲れ様でした～。」

そう言って別れた後、隆兄がこっちに来た。
「隆兄、覚えてたんだ。　れんの事。」
「当たり前でしょ？　だって、従妹の事だもん。」
「そっか。」
「うん。」

そう話していると…。
「りん！」
「あ、れん！」
「早く帰ろうよ！」
「分かった！」

「じゃあ、また明日ね。」
「うん。　気を付けて帰ってね。」
「は～い。」
「後、叔母さんによろしくね。」
「うん。　バイバイ！」
「じゃあね～。」

そうして、職場体験初日を終えた私達なのでした☆