Love Days ~大好きなヒト~
第5章 双子の職場体験
「じゃあ、今日は学校との約束の時間なので、ここで終わりにします! 明日は、鈴音ちゃんを筆頭に僕たちのマネジメントを少しやってもらいます!」
「えっ? マネージャーですか?」
そう、班員の1人が質問した。
「そう。 簡単に言うと、僕たちのサポート、というか…。」
「あ、そうなんですか。」
「うん。 確か、皆は全部で15人だったよね?」
「はい。」
「じゃあ、明日は2人ずつに分かれて、1人ずつに付いてもらいます。 …あっ、鈴音ちゃんはいつもみたいに全員のサポートね。」
「えっ、私だけ別ですか!?」
「うん。 いつもみたいにお願いね。」
「あ、分かりました…。」
NAOTOさんに言われちゃ、仕方ない…。
「じゃあ、今日は解散! お疲れ様でした!」
「お疲れ様でした~!」
掛け声と同時に、皆は荷物を置いた部屋に向かった。
「あ、鈴音ちゃんちょっと来て!」
「えっ? あ、はい!」
NAOTOさんに呼ばれ、私はメンバーの所に行った。
「何ですか?」
「明日ね、岩ちゃんと臣は収録があるの。」
「はい。」
「鈴音ちゃんは、朝少し早く来て、そっちに行ってくれない?」
「何時の予定ですか?」
「えっと、9時から10時半の予定なんだけど…。」
「皆が集まるのは、9時半…。」
「そうなんだよね…。」
「じゃあ、明日は、皆を2人ずつにして、先に少し始めていて下さい。 あ、れんは…。」
「NAOTOさん。」
「隆兄? 急に何?」
「どうした?」