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特別刑務所(仮)

第17章 運動。

「あ、瀬川たちが出るんだ。応援しなきゃ。」
「瑠依・・・帰ったら話がある。」
「あ、うん。」


話・・・
さっき話してたことかな?

「さ、応援にいくんだろ。」
「あ、うん。ところで九条は何に出るの?」
「俺?俺は色別対抗リレーと綱引きと、あとなんだっけ?ふざけた名前のやつ。」

ふざけた?なんだろう。
ポケットにしまったパンフレットを見る。

「どれ?」
「あ?あー、これ。」

指をで示したのは出勤5分前・・・
た、確かにふざけた名前かも。

「ルールは?」
「最初にバット頭につけてぐるぐる回って、走ってネクタイしめて、ジャケット着て、最後に鞄に荷物詰めて走ってゴールって言う感じ。俺からしたら障害物リレーと変わりあるのかって聞きたいぐらいだけど」

た、確かに

「瑠依も色別出るんだろ?」
「あ、うん!」
「そう。転ぶなよ。」

転ばないよと言うとフラグにならなきゃ良いねと言い、頭を撫でながら騎馬戦の応援に一緒に向かう。

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