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特別刑務所(仮)

第17章 運動。

「練、お疲れー、こっちにおいでー良い子良い子してあげるよー」
「夕、足は大丈夫か?少し向こうで休もうね」

二人に手を引かれどこかへ行ってしまった。

「希沙、怪我は?」
「だからー、平気!和はー、心配しすぎ!」
「駒場さんは、瀬川が大事なんだろ?心配してもらえるのは有り難いって思わなきゃ」

そーだけどー!と口を尖らせながら言う。

「あ、そう言えばさっき障害物の時なんであんな人前でキスなんかしたの?」

そう言えば気になっていたんだった。

「んー?ああ。飴もらいにいったの!」
「飴?」
「そう。小麦粉まみれの飴。」

あー、それで。
って、それじゃあ駒場さん小麦粉食べただけで飴持って行かれたってこと?
かわいそうに・・・

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