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特別刑務所(仮)

第20章 現在。

腹痛はなおも続くが出しきってしまったらしくなにもでない。
出るのが憂鬱だ・・・
出たら九条から何されるのか。いや、なにもされないのか?


「はー。」
「瑠依」
「え!あ、はい!」
「大丈夫か?」
「うん、今出る。」

心配でもしてくれてるのだろうか、九条は声をかける。
とりあえずこもっていても仕方ないのでトイレから出る。

「とりあえずシャワー浴びておいで。」
「うん。」


腹痛で汗をびっしょりかいたのですっかり体が冷えてしまった。
スウェットを脱ぎ捨て、シャワーを浴びる。
暖かいお湯が心地いい。

「瑠依、服おいておくよ」
「ありがとう。」


頭を洗いながら答える。
九条、本気で怒ってない感じかな?
いや、フェイクかもしれない。
様子見だな。下手に出ていよう。

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