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少し大きめのスーパー。
時間は午後5時を過ぎたぐらい。丁度この時間は主婦が買い物に来るらしく店は混んでいた。
人と人の間のものを適当にとり鞄に入れる。
いつも通り完璧だった。
完璧なはずだったのに・・・

「僕。」

店を出る直前の出来事強面の男の人に腕を捕まれ奥の事務室へ連れていかれた。
事務室へつくと店長と書かれたプレートを胸につけている男の人が椅子に腰掛けこちらを見ている。
強面の男にその人の前の椅子に座るよう誘導される。

「僕、その鞄に入れたものを全部机において。」
「・・・」

逃げられないかと視線を回りにやる。
それに気づかれたらしく強面の男は口調を少し変え話しかける。

「取ったところを見てんだよ。早くその鞄の中身を出せ。」

突然の変化に体がビクつく。
おずおずと鞄から取ったものを出していった。