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特別刑務所(仮)

第8章 狩野。

「・・・」
「こ、子供?」

警察は俺を見つめ言葉を失う。
だが直ぐに男は俺の両方の手に手錠をかける準備をする。

「18時32分。窃盗の現行犯で逮捕。」

重く鈍く光る手錠が両手にかけられ、宝石側に嵌められていた手錠を解除される。
俺を逮捕した男に布を手の上にかけられ、数人の警察官たちに連れ添われパトカーのある場所へ連れていかれた。
外に出ると報道陣やら野次馬やらに声をかけられる。数人の警官が対応に終われるのを横目の警察署へ移送されていった。

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