
保健性活委員
第3章 ふたりで
まさか、白石さんにそんな辛い過去があったなんて.....
1人で下校しながら今日聞いた話しを思い出していた。
「レイプされたの....」
ただ俺とするのが嫌なんだと思っていたが、白石さんにとってそんな簡単なことじゃなかった
.......昨日の俺を思いっきり殴りたい
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「え!?まじで?」
『まじだよ。さぼんなよ、どっちかがさぼるだけで2人とも罰則になるんだからな』
顔のニヤケが止まらない。
真っ赤になった顔を必死で右手で覆う。
そんな有頂天な俺を電話越しで感じ取ったのか、友達の片瀬信幸は続けた
『白石さん、相手がお前だってわかった瞬間、すんごい顔で落ち込んでたぞ』
ニヤケは無事止まりました。ありがとう信幸。
多分今の俺もなかなかすごい顔で落ち込んでおります。
「....そうか、まあそうだよな」
『白石とHIになったからって、浮かれてこれ以上嫌われるようなことするなよ?』
「.....はい」
電話を切ってベッドにダイブするとさっき信幸に鎮められたニヤケが再発する。
だっていくら嫌われているからといって、気になってる女子とHが出来るんですよ?
俺だって男ですし...ねぇ?
そんなことをニヤケ顔で妄想しながら、いつもより早く布団の中に潜り込んだ。
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