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保健性活委員

第2章 初めての委員会



「おはよー」



いつもは笑顔で返す挨拶も今日ばかりはそんな気分にはなれない



「....おはよ....」



「大丈夫?どうしたの?」



私の暗い顔を見て途端に朱理の声色が低くなる



「.......うん、委員が今日だと思うと気分が.....」



机に突っ伏しながら答える



「え?今日からなの?

昨日の今日で早くない?」



だよねー

本当私もそれ思った



「なんかゴーちゃん(後藤先生)がぎりぎりまで忘れてたみたい」




「あーゴーちゃん適当だもんね..

納得だわ」




うんうん


ゴーちゃんは結構好きだけど、今ばかりは恨むよ....



キーンコーンカーンコーン




「鐘鳴っちゃったから、席戻るけど元気だしなよ..

無理だとは思うけど.....」




「うん、ありがとう...

頑張ってみるわ...」




はぁー、せめて心の準備をする時間が欲しかったわ.....



ゴーちゃん.....



心からゴーちゃんを恨みながら私は今日の授業を受けた......


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