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片思い

第1章 恋とはするものではなく落ちるもの

先生がクラスに入ってきた。
みんな自分の席につく。
「では、1人1人自己紹介をしてもらうぞー!」
(やっぱりやるかぁー…)
人前が苦手な私には苦痛なのだ。
みんなそれぞれ自己紹介をしていく。
芽衣は今、流行っているお笑い芸人のマネをしながら自己紹介をしている。
笑いに包まれ和やか雰囲気になる。
なかなかいいクラスかも…
とか、思いながらみんなの自己紹介を、聞いていく。

富岡 駿の自己紹介の番が来た。
なぜか私はワクワクする。
「富岡です。テニス部所属です。よろしく」
(そっけないなぁ…てか、テニス部なの!?肌白すぎだろーがぁ!)
(だけど、声は小くて低めだぁ!♪)
とか、いろいろと富岡 駿について考えていたら私の番が来て噛みまくりながらも終了した。(涙)

そのあともは富岡 駿ばかりみている私。
分かったことは、 彼は同じテニス部の男子である 太田 直人と仲がいい。
太田くんとは2年の時同じクラスだったから
少しは話したことがある。
明るくて元気って感じかな…

富岡 駿は、太田くんと笑っていた。
その笑顔を見て心がきゅんとしめつけられた。
そんなはずあるわけがないんだけど…
もしかして…


わたし…恋に落ちちゃった…。


だって…
ドキドキして胸の高鳴りが止まらないの…

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