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片思い

第7章 ノートに込めた想い

泣きながらベッドに崩れ落ちる。

服なんて何でもよかった。
また、深い眠りについた。


「どぅ?具合は大丈夫?」

聞いてきたのはお母さんだった。
いつのまにかパジャマに着替えている。

「うん。もぅ大丈夫。」

時計をみたら午後の3時だった。
そうとう寝てたみたい。
今日は金曜日だけど学校を休んだらしい。

「お母さんありがと。」

お母さんは微笑みながら部屋を出て行った。
まだ、頭はボーっとしている。
ベッドから起き上がることも出来ないまま時間だけが過ぎていった。

「勉強しよ…」
私は受験生だ。
今日休んだ分も勉強しないと遅れる。

そしていつも通り生活をした。
ただ1つ変わったことは恋日記を書く
ことを辞めた事ぐらいだ。

次の日、つまり土曜日。
何気なく過ごした。
テレビを見て、雑誌をめくって、
のんびりと1日を過ごしていた。

夕飯を食べて勉強をしようと机に向かう。
机の上を綺麗にしていたら。
あのノートが床に落ちた。

私はゆっくりノートを拾う。
そして、無意識にそのノートを再び
開いてしまった。

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