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愛なんていらない

第1章 流れ?



―今私は朝早く教室にいる。

教室には2人。

私と…あの人。

志田優真 私の片想いの人。



なぜか…


説明するのがめんどくさい。


「遥香―‥。」

声のトーンがやたら低い。
普段は誰よりも高いのに。
「な、なんでしょうか。‥」

心臓が跳ねる。

「階段…行ってて。」


ドクンッ…

また、跳ねる。その音は優真に聞こえそうで、思わず息を止める。


「わ、わかった…」


私は弾けそうなテンションを抑えて、

平然な顔をして言った。


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