
愛なんていらない
第2章 好きの違い
ガチャン!
ドアがしめられた。
1つの狭い空間。
個室。
薄暗い明かり。
2人きりという状況だけでも緊張するのに…
こうなると余計顔が見れない…。
「遥香…キス‥‥‥‥‥‥‥していい?」
突然、優真が言う。
私は無言でうなずく。
今度はゆっくりと壊れ物のような触れかたでキスをした。
「ん…んぅ…ぁ…
普段触れるものとは違う感覚で、
なんだか、また、朝に味わった感覚がよみがえった。
(ち、からが、はいんない…まっすぐ立てない。
なんで…?)
「遥香…かわいい…エロい
もっとしたい‥‥‥」
顔をひねり、様々な角度から長いキスをした。
「ちゅっ…っんぁ…んぐ ぁ…ん…」
