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抑えきれない気持ち…

第22章 番外編 バレンタインの思い出

雅紀「ごめんね、翔君。ありがとう。」

翔「全然。気をつけてね?」

俺たちは翔君の家を出て家に帰ることにした。

お互い一言も話さない…

雅紀「あの…和…」

和也「なに?」

雅紀「チョコ…いっぱい貰った…?」

すると和は、

和也「貰ってない。誰からも。」

雅紀「えっ…」

和也「一人だけ貰えればいいって思ったから。」

雅紀「そっか…」

さっきの人かな…

和也「今年は貰えないかな…その人から…」

和は俺を見て言った。

雅紀「へっ…」

和也「チョコ、ないの?」

雅紀「えっと…」

俺はさっき開けてしまったチョコを見せる。

和也「食べたの?」

雅紀「だって…さっき…」

俺は和に話した。

和也「あれは同じ大学でチョコを家まで渡しにきた人だよ。断ったけど中々諦めてくれないからしてあげただけだよ。まさか雅紀に見られてたなんてな…」

雅紀「じゃあ…」

何もないってことかな…?

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