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「やばい…泣かないで」

「えっ…ぁ…すみません…」


気づいていなかった真菜は、涙を拭き取ろうとするが、手が震えまくってる。


ケイスケは

「萎えた」



そう、一言言って抜き取った。


「真菜」


不意に呼ばれると少し動揺してしまう。急いで、はいと答えた。



「ごめん…」


何故かその言葉に切なさを感じた。何故か、自分が悪いような気分になった。


なんで…なんだろう。