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私は官能小説作家の素材

第3章 再び

「そんなこと言えるの?」

ぐいっと顔を真菜に近づけ、ほぼつくか、つかないか位だった。


さっきからやたらと、ドキッとさせるような行為が多い気がするけど、気のせいだよね…?


「ほほーう…?」

何故かドヤっとした。


「え、なんですか…?」

「こっちのほうがドキッとしただろ?」

「な、何と…ですか?」


突然不思議な話をされるので、簡単には理解不可能である。


「神屋は、アレだな。頭撫でられるより、顔近づいてキスされそうになる方がドキドキするんだろ」


目をパチパチと閉じたり開いたりする、真菜。

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