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私は官能小説作家の素材

第3章 再び

「試し…ですか…?」

「ああ、丁度良いし。いつも女の担当にしてくれって言ってるんだ」


それって、ただの女好きなだけではないんでしょうか…と言いたいとこだったが言ったらまた面倒になりそうだったので口を固く閉じた。


「女が思ってることってよくわからない。だから、いろんな情報を仕入れる。それの為でもあるから、勘違いすんなよ」

如何にも私が言いたかったことの答えだった。ちょっとだけ焦った。


「……あ、」


そう言ってまた、作業に取り組む。なにかいいアイディアが浮かんだようで。


なんだかいつの間にか目が離せなくなっていた。

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