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妄想はご自由に

第2章 残業だって辛くない

妄想はキスだけにして
缶コーヒーを買って帰えった

「はい ブラック」

「ありがとう 良いの?」
木村さんがチラリと課長を見ながら言った

私はもちろんと言って
生意気な後輩にもコーヒーを渡す

「微糖だったよね?」

遠慮せず受け取る笑顔は可愛い

 ////ヤバッ ///可愛いぃ ><

残った缶を課長の机の上に置く
ついでにお釣りも置く

「ブラックって言ったけど」
課長の手にはカフェオレが握られている

「私 カフェオレが好きなんです」
顔も見ずに仕事にかかった

遠くで缶を開ける音がした

「うわ 甘い 誰かとは違うなぁ」

課長のつぶやきに完全無視で返す

・・・・・・・・。

ダメだ

課長じゃ妄想できない

妄想女の限界を感じた

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