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妄想はご自由に

第8章 新たな妄想

朝は変な夢のせいで、遅れそうだった。
満員電車に揺られて20分

もう少し会社の近くに引っ越そうかなぁ
って最近は本気で悩む

エレベーターに乗り込むと
小牧課長も乗り込んできた
私は軽く無視すると
隣の男性に目がいった

ちょっと格好いいかも

身長も高く課長が上目線で話していた

知り合い?

私をチラリと見て微笑んだ
気のせい?
ではなさそうだ

きっとランチとか
ディナーとか
お持ち帰りとか

って ないな

フロアに向かう
必然的に二人の後ろを歩く
さりげなく左手を見る

指輪は  ない

新たな出会いの始まり?
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