先輩と部活
第3章 再び…?
この部屋はふすまを挟んで
二つに別れていた
部屋に入ったときは当然のように
ふすまは締まっていた
けどそのふすまの向こうから人の気配がする
さっきから気のせいかなって思ってたけど
「先輩…誰か…いますよね…?」
「そう…みたいだね…」
優人先輩も気づいてたらしい
話し声かな…?2人ぐらいいるような気がする
「書道部の人、まだ残ってたんですかね?」
「んー…顧問の先生が鍵しめてたの見たんだけどな。さっきも普通に入れたし、誰か中にいるっぽいね」
小声でやりとりをする
「とりあえず、開けてみよっか」
先輩がふすまに近づく
何だか緊張する…おばけとか泥棒とかじゃないよね…
ごくんと息をのんだそのとき
「先生…」