先輩と部活
第3章 再び…?
よ、良かった…バレてない…
「じゃあ…続き」
柴野先生がそう言ったあと
また微かに女の吐息が聞こえ始めた
今のうちに逃げよう…!
そう思って押入れを開けようとしとき、
先輩に止められた
「待って、ふすまを閉める音が聞こえなかった。開けたらバレるかもしれない」
そう言って先輩はほんの少しだけ
押入れを開けて隙間から向こうを覗いた
「やっぱり…」
私も除く
ほんとだ…開いてる…
これじゃ出ようとしたら確実にバレる
先輩の顔を見る
「…あの2人がいなくなるまで、此処でじっとしてるしかないね…」