
先輩と部活
第4章 押し入れの中
今度はちゃんと伝えた
誤魔化さないで
「…類もだけど、俺も諦めないよ?」
「えっ」
優人先輩は抱きしめていた手を離して
私の顔を見る
「俺、結構一途だから」
ちょっとだけ微笑んでいた
ホッとした
でも、
「…ていうかさ、さっきのは別だよ…ね?」
「さっきの…?」
「sexしよって行った時いいよって言ってくれたでしょ?俺今もずっと耐えてるんだよ本当は」
「ええっ、えっとそれは…」
目を逸らす
「好きな女の子とこんな密着して、しかもちょっと服乱れてるし…17の男子高校生がこれを我慢しろって言われても絶対無理だからね?」
う、うぅ…
最後までするってことだよね…
優人先輩、我慢出来ないって言ってるし…
覚悟決めるしかない…!
「せ、先輩…」
先輩の目を見つめる
「や、優しくしてくださいね…」
