妖魔滅伝・団右衛門!
第11章 あとがき
同時にテコ入れしたのが一二三ですが、何やらチート過ぎるキャラになってしまいました。攻撃力がないにしても、強すぎですねあの子は。
多分子どもの時は木の子ですが、青年体の時には猫又→妖虎のように、なにか別のものに進化していると思われます。もう一人くらい別の妖魔を出して、一二三と役割を分担させても良かったかもしれません。
細かなアイテムの扱いなども、なんかもうちょっと見せ方があったなぁなんて思ったり。
史実の団右衛門はもちろん退魔師ではありませんし、そもそもこの作品は九州征伐残しにしたかったばかりに少々時間が歪んでいます。当初は九州に出張して、九州の妖怪と戦う展開もありかと思っていたんですよ。しかし結局本編の進み方を見ると、別に時空を曲げてまで九州征伐残しにする必要もなかったという。
団右衛門も本当はこの時点で嘉明に声を掛けられるような身分ではありませんし、ぶっちゃけ嘉明のイケメン設定も捏造です。しかし嘉明は史料から予測すると、小柄で身軽、活躍の割に華奢だったのは遠からずなイメージのようです。内面に関しては、「桜よりも美しい」と評価されていますし。