
A heart and wound
第6章 揺らぎ
智「もー翔ちゃん、優しんだから。」
翔「そんなこと…」
そういいながら、智くんの方に顔を向ける。
…さっきから気になってたんだけど。
智くん、頬腫れてる。
この間も、俺が智くん家にいる時、男の人が来て。
やりとりは聞こえなかったし、智くんははっきりとそうは言わなかったけど、
…殴られたんだろう。
頬が…腫れてた。
今日のも、もしかしてあの時の人⁇
この間は…情けないけど、動揺して、何も言えなかった。
けど。
…さすがにここまで続くと…何かに巻き込まれてたりしないかって心配だよ。
智「どしたの、翔ちゃん。…俺の顔、なんかついてる⁇」
翔「いや…ねぇ、智くん?
…頬、どうしたの?
もしかして、またこの間の人⁇
…ねぇ、どうしたの?
何があったの?
さすがに、俺心配だよ。」
そう言うと、智くんは口角を上げて、
智「…はは、あははは。」
急に、笑い出した。
翔「さ、智くん…⁇」
名前を呼ぶと、笑うのをやめて俺の方を見つめる、智くん。
智「心配…してくれるんだ?」
翔「あ、当たり前、でしょ⁇」
智「…嬉しいなぁ。」
そういって、口角を上げる智くんが
…なんだか、怖かった。
智「…そうだよ、翔ちゃんの御察しの通り、これ、叩かれて腫れたの。
でも、これは前とは違う…セフレにだよ?
あ…元、セフレかな?」
翔「セ…フレ…⁇」
…前とは違う、ってことは…そんなに、いたの⁇
智「ふふ…何驚いてんの⁇…翔ちゃんだって、ニノとそんな関係だったでしょ?」
翔「え…⁇」
智「…あれ?雅紀と付き合い始めたら忘れちゃった?」
な、なんで、にのとのこと…
動揺して、瞳が揺れる。
だけど、真っ直ぐ俺を見つめる智くんから、
目が…離せない。
翔「そんなこと…」
そういいながら、智くんの方に顔を向ける。
…さっきから気になってたんだけど。
智くん、頬腫れてる。
この間も、俺が智くん家にいる時、男の人が来て。
やりとりは聞こえなかったし、智くんははっきりとそうは言わなかったけど、
…殴られたんだろう。
頬が…腫れてた。
今日のも、もしかしてあの時の人⁇
この間は…情けないけど、動揺して、何も言えなかった。
けど。
…さすがにここまで続くと…何かに巻き込まれてたりしないかって心配だよ。
智「どしたの、翔ちゃん。…俺の顔、なんかついてる⁇」
翔「いや…ねぇ、智くん?
…頬、どうしたの?
もしかして、またこの間の人⁇
…ねぇ、どうしたの?
何があったの?
さすがに、俺心配だよ。」
そう言うと、智くんは口角を上げて、
智「…はは、あははは。」
急に、笑い出した。
翔「さ、智くん…⁇」
名前を呼ぶと、笑うのをやめて俺の方を見つめる、智くん。
智「心配…してくれるんだ?」
翔「あ、当たり前、でしょ⁇」
智「…嬉しいなぁ。」
そういって、口角を上げる智くんが
…なんだか、怖かった。
智「…そうだよ、翔ちゃんの御察しの通り、これ、叩かれて腫れたの。
でも、これは前とは違う…セフレにだよ?
あ…元、セフレかな?」
翔「セ…フレ…⁇」
…前とは違う、ってことは…そんなに、いたの⁇
智「ふふ…何驚いてんの⁇…翔ちゃんだって、ニノとそんな関係だったでしょ?」
翔「え…⁇」
智「…あれ?雅紀と付き合い始めたら忘れちゃった?」
な、なんで、にのとのこと…
動揺して、瞳が揺れる。
だけど、真っ直ぐ俺を見つめる智くんから、
目が…離せない。
