
A heart and wound
第6章 揺らぎ
翔「…な、なんで…」
智「気付いてないと思った⁇
松潤くらいだよ、気付かなかったの。」
そういって、クスッと笑った。
俺は固まったまま、動けないでいた。
…全くショックを受けてないと言ったら嘘になるけど。
ただ、色んなことが一気に押し寄せてきて、頭が混乱していた。
頭の中を整理してる時間のないまま、智くんが一歩、俺に近づいてきて、
反射的に、一歩下がる。
と、すぐ後ろにソファがあったことを忘れていた俺は、
翔「…ぅわっ…」
…肘掛けにぶつかり、後ろに転んでしまった。
起き上がろうと、手をついた時。
いつのまにか、近づいてきていた智くんに、
ソファの上で組み伏せられてしまった。
翔「…さ、智く…んっ…」
下りて、という言葉を発する前に、
智くんの顔が近づいてきたかと思うと、
唇に、柔らかいものが触れた。
頭の中が真っ白になって、気が付けば、智くんが組み伏せたまま、俺を見つめていた。
智「…翔ちゃん?」
そう、俺のことを呼ぶ声は、少し震えていて…とても切なそうで。
その時、やっと今起こったことが理解できて、
…涙が出てきた。
智くんの指が、それを掬うと、
智「泣かないでよ…そんなに、嫌だった⁇」
と、悲しそうな顔をするから、
ふるふると首を振った。
翔「違うよ、嫌だったとかじゃなくて…ごめん、智くん…俺…」
智くんは、本当に困ったような笑みを浮かべて、俺を見つめた。
智「俺、ずっと翔ちゃんのことが好きだったの。
…でも、翔ちゃんが松潤のこと好きなことなんて気付いてたし…気持ちを伝える勇気がでなかった。
そのあと、相葉ちゃんと付き合い始めた時は…少し悔しかったけど、二人のこと応援しようと思ってた。
でも…気付いちゃったの。
俺…翔ちゃんが、欲しいんだって。
だから…関係持ってる人全員と、関係を切ったの。
翔ちゃんへの気持ちと、向き合うために。
ねぇ、だから…」
そう言い終えると、智くんの顔が近付いてきて、また、唇を塞がれた。
智「気付いてないと思った⁇
松潤くらいだよ、気付かなかったの。」
そういって、クスッと笑った。
俺は固まったまま、動けないでいた。
…全くショックを受けてないと言ったら嘘になるけど。
ただ、色んなことが一気に押し寄せてきて、頭が混乱していた。
頭の中を整理してる時間のないまま、智くんが一歩、俺に近づいてきて、
反射的に、一歩下がる。
と、すぐ後ろにソファがあったことを忘れていた俺は、
翔「…ぅわっ…」
…肘掛けにぶつかり、後ろに転んでしまった。
起き上がろうと、手をついた時。
いつのまにか、近づいてきていた智くんに、
ソファの上で組み伏せられてしまった。
翔「…さ、智く…んっ…」
下りて、という言葉を発する前に、
智くんの顔が近づいてきたかと思うと、
唇に、柔らかいものが触れた。
頭の中が真っ白になって、気が付けば、智くんが組み伏せたまま、俺を見つめていた。
智「…翔ちゃん?」
そう、俺のことを呼ぶ声は、少し震えていて…とても切なそうで。
その時、やっと今起こったことが理解できて、
…涙が出てきた。
智くんの指が、それを掬うと、
智「泣かないでよ…そんなに、嫌だった⁇」
と、悲しそうな顔をするから、
ふるふると首を振った。
翔「違うよ、嫌だったとかじゃなくて…ごめん、智くん…俺…」
智くんは、本当に困ったような笑みを浮かべて、俺を見つめた。
智「俺、ずっと翔ちゃんのことが好きだったの。
…でも、翔ちゃんが松潤のこと好きなことなんて気付いてたし…気持ちを伝える勇気がでなかった。
そのあと、相葉ちゃんと付き合い始めた時は…少し悔しかったけど、二人のこと応援しようと思ってた。
でも…気付いちゃったの。
俺…翔ちゃんが、欲しいんだって。
だから…関係持ってる人全員と、関係を切ったの。
翔ちゃんへの気持ちと、向き合うために。
ねぇ、だから…」
そう言い終えると、智くんの顔が近付いてきて、また、唇を塞がれた。
