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A heart and wound

第3章 変化

雅紀Side

雅「お見送り、ありがと!」

翔ちゃんが、俺を玄関まで送ってくれた。

今日の翔ちゃんの仕事は、お昼頃から。

だから、ゆっくり寝てられたはずなのに、俺と同じ時間に起きてきて、一緒に朝食を食べた。

…俺との時間をすごく大切にしてくれてるんだなーって伝わって、嬉しくて、幸せで。

翔「ん、行ってらっしゃい!」

雅「…ふふ、なんか新婚さんみたいだね♪」

翔「…恥ずいこと言うなよー///」

雅「行ってらっしゃいのちゅーは?」

翔「…もぉ///」

そう言いいつつも、翔ちゃんは、俺の頬に触れるだけのキスをした。

…なんだかんだノってくれるんだよね。

でも…ちょっといじわるしたくなっちゃうんだよなぁ♪

雅「えー?そこ?…ココがいいなぁ♡」

そう言って、自分の口を指で指した。

翔「ばっ///…やだ、やだやだ!恥ずいじゃん!自分からとかっ!」

雅「してくんなきゃ、拗ねる。」

翔ちゃんは顔を真っ赤にして、頑なに拒んでいたけれど、やがて、諦めたのか、息を大きく吸うと、

翔「…い、行ってらっしゃい///」

そう言って、目をギュッと瞑って俺の口にキスをした。

雅「…んー♪ごちそうさまです♡じゃあ、行ってくる!」

そう言って、翔ちゃんの家を後にした。

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