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…最近では、ケンカまではいかないけど、俺が他の誰かといるのを見て、雅紀が機嫌が悪くなったり、なんてことが増えた。

…正直全く嫌じゃない、とは言えないけれど、そうやって…ヤキモチ妬かれるのも、愛されてるからこそだと思うし。

…どんな嫌な態度をされても、嫌いにはなれないし。

それに…そうやって雅紀が感情を露わにするなんて、最近までなかったことで。

だから、俺にそれだけ心を開いてくれてるってことだと思うと、すごく嬉しいなって。

…俺も、この人をこれからも愛していきたいし、大事にしていきたい。…そうしなきゃいけない。

だから…あの時感じたあの感情に、俺は気付いちゃいけない。

…この幸せを、壊しちゃいけない。

俺は、隣で幸せそうに寝る、愛する人を愛すべき人を、そっと抱きしめ、目を閉じた。