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裏切りの恋

第1章 高校デビュー!

「…よし。」

準備を終えて、鏡に向かって言う。今日から高校生。きっといろんなことがあると思うけど、頑張る。そうして、家を出る。まだ住み慣れていない私の家。

「あ、来た。おはよ、遥加。」

「えっ?奏、どうしてここにいんの?」

「おばさんから聞いてない?」

「いや、何も聞いてないけど。」

「俺んち、隣。あと同じ高校なんだけど?」

え、嘘。全く知らなかった。奏は私の幼馴染みで、昔から仲良くしてきた。実は初恋の相手でもある。だけど、奏はモテるらしくて女の子をとっかえひっかえしてるらしい。それを知ってから私はあまり奏とは関わらなくなった。…奏とまだまだ一緒に居たいから。

「いってくれたら良かったのに。」

「言ったら面白くないしょ?遥加を驚かせたくて。」

「でも、奏と一緒で良かったかも。」


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