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裏切りの恋

第1章 高校デビュー!

きっと今まで女の子をとっかえひっかえしてたのはそれが理由なんだろう。本気で奏の事が好きで付き合った人もいるだろうに。

「なんでそんな楽しくなさそうなことしてるの?奏だって好きな人と付き合いたいと思うでしょ?」

「思うよ、だけど好きな子がどんなにアプローチしてもなびかなくて。諦めた。そうしたら、今度は刺激が足りなくなってさ、雅紀とあんまり面白くないゲームを始めたんだ。」

「奏になびかない子なんているんだ…。ていうか、刺激って…。サッカーは?サッカーの試合って刺激になんないの?」

「それじゃ足りないっていうか、生きてる感じがしないんだよね。ほら、俺って昔から基本がわかればなんでもできるやつじゃん?相手いなくて正直、つまんなかったからさ。」

聞いていると、いろいろつっこみたいところはあったけど、奏も奏なりに悩みはあるんだ。

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