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男の娘をプロデュース!?

第3章 罠のある部屋

「じゃあ外にスケッチに行こうか」

「えっ……今?」

「早乙女君が風景画描いたらって言ったんでしょ?」

私はスケッチブックと鉛筆を鞄に入れる。

「そりゃ言ったけど……」

うろたえながら自分の服装を見る。

「ほら、早く」

「この格好で外出るのはちょっと……」

「なんで? 可愛いよ?」

「可愛いから嫌なんだけど……」

照れてる姿はもうどう見ても乙女だ。

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