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男の娘をプロデュース!?

第1章 100年に一人の逸材

髪が顔にかかっており、その表情はよく見えない。

しかしスッと背筋を伸ばしたその姿に凛とした美しさを感じる。

「あれ? あんな子いたっけ?」

私の視線の先を見てみぃこは笑った。

「あんな子って……あれ早乙女君じゃない。早乙女千晴(さおとめちはる)君」

「ええーっ!?」

思わず叫んでしまい、周囲の視線を集めてしまう。

「ちょっ!? 梨月。声大きすぎ」

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