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タバコとシャボン玉

第3章 偶然

──次の日。

今日もまだ、朝から空模様は暗い。


幹子「おっはよーん!」

美咲「おはよう幹子。昨日晴れトークみた?」

幹子「見たわよーちょー面白かったねー!」

外の雨音に負けないくらい、教室の朝はザワザワと煩い。でも、誰かの話し声が耳に入ることはなく、自分達の話題しか聞こえない。


とても、不思議な感覚。当たり前の教室の風景だ。


昨日の出来事などすっかり忘れ、私は朝のひと時を楽しんでいた。

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