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誰も知らない

第1章 自分を

紗和side

絶えない傷と絶えない悪口


でもそれも慣れた話で正直心ではどうでもいいと思ってる


机に書いてある『死ね』 だって、見たって何も思わない


先生だって可哀想だって言ってるだけ

誰も私を抱きしめてはくれない

そして皆、知らん顔して逃げるんだ

クラス女子「うわー、汚い 触んないでよねー」

クラス女子「本当汚い!マジ一回死んでくれる」

クラス男子「よーし、卵大作戦いくぞー!」

男子が卵を持ってるのを見た瞬間ヤバイと思った




ピューと飛んできた卵がぶつかりそうになるとき

身体に力を入れると卵が当たらなかった

シーンと空気がいうと、ゆっくり顔をあげるた








紗「、、、、、、、え、、、」


そこには、ありえない光景が広がっていた





卵が宙に浮いていた









クラス男子「、、、な、なんだよこれ、、、、」


男子の焦った声が聴こえて、我に返ると

身体の力が抜けると、卵が全て床にドバッと落ちた

きゃぁっ!と悲鳴が上がり、ざわざわと話し声が聞こえた














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