私のこと知らないくせに。
第4章 決意
ガラガラッ
遅れて、私達は教室に戻った。
「あいつさぁ、あの人達居るからって調子乗ってるよねー」
「ガチできめぇんだけど」
「一人じゃなんもできないくせに」
まただ、春樹くんと薫くんに迷惑かけちゃってるな。
「また、言ってんじゃん。はるちゃん宣言意味ないね?」
「あぁ、俺が甘いんだろ?」
そう言って、二人はみんなを睨む。
みんなは、また静かになるけど
このまま二人に守られてるだけじゃダメだ。
「二人ともごめんね?私のせいで
もう、平気だよ。私、ちょっと用事思い出したから帰るね!」
「え?…ちょっ」
「おい!紗那!!」
二人には悪いけど、私は私なりに頑張りたいから。
私は、この見た目で生きていくつもりだった。
でも、二人に迷惑はかけれない。
なら、私はいじめの中心をぶっ壊す!!