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隣の家の子犬さん

第11章 ビックリで感動の誕生日

和也「まず一つに謝りたいことがあるの。」

雅紀「なに…?」

和也「誕生日プレゼント…今は用意できなかったからごめん。まずそれを謝りたい。」

雅紀「えっ、いいよ…!そんな…!気にしないで…!」

俺はプレゼントがなくても二宮君と過ごせたらよかったって思っていたから…

和也「あともう一つ。」

雅紀「ん…?」

和也「俺ね、大学卒業したら引っ越そうと思うんだ。」

雅紀「えっ…」

和也「うちの親父が経営してるマンションがあるんだけどそっちに引っ越そうと思うんだ。社会人になるし新たな一歩として新しい家に住もうかなって考えてる。」

二宮君…ちゃんと自分の将来を考えてるんだ…

ということは…

会える回数が少なくなるってこと…?

雅紀「そうなんだ…」

やばい…涙が出てきそう…

まだ先かもしれないけど…

一緒に過ごせる時間は少ない…ってことになる…

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