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隣の家の子犬さん

第3章 変わる気持ち

雅紀「二宮君…‼︎」

俺は名前を呼んだ。

和也「お兄さん…」

俺は走って近くに行く。

雅紀「あの…ごめんなさい…ついカッとなって言っちゃって…」

すると二宮君は、

和也「いいよ。俺がお兄さんの恋人のこと悪く言ったんだから。ごめん。」

雅紀「ちが…翔は…」

二宮君の瞳はかなしそうだった…

今にでも抱きしめないと可哀想な子犬のようだ…

雅紀「翔は…恋人だった人だから…今は違うの。昨日はたまたま会おうって言われただけ…翔とは付き合ってないよ…」

悲しいのか体が震える…

雅紀「なんか…二宮君には嫌われたくなくて…謝らないといけないって…」

和也「お兄さん…」

俺は二宮君の顔を見ていた…

切ない瞳で俺を見る…

和也「よかった…俺もお兄さんに嫌われたかと思ってた。」

二宮君は笑っていた。

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