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隣の家の子犬さん

第4章 好きになって…

今でも振られそうだけど…

和也「お兄さん。」

雅紀「ん?」

二宮君は手を近づけ俺の耳に触れた。

和也「お兄さん、耳開けてたの?」

雅紀「あっ…うん…」

翔が耳を開けていて俺も痛いの我慢して開けたんだ…

和也「意外だね。」

よく見ると、

雅紀「二宮君も開けてる…」

よく見るとそうだった。

和也「まだ高校の時とかにね。今でもたまにするよ?」

俺は浮気されてからしなくなった。

和也「お兄さん、恋人さんとは?」

雅紀「えっ…」

それは…

和也「今でも好きなんでしょ?翔さんって人のこと。」

雅紀「……」

俺は黙っていた…

俺はなぜか涙が止まらなかった…

和也「お兄さん…?」

俺は二宮君の胸に抱きついた。

雅紀「ヒック…ヒック…ごめ…ん…」

俺は泣いたまま二宮君は何も言わず抱きしめてくれていた…

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