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隣の家の子犬さん

第7章 運命を変えて

和也「まだ去年のことなんだけど…」

二宮君は抱きつきながら話す。

和也「ある日から大学の奴から色々ストーカーされてた…」

雅紀「…‼︎」

俺は驚きながらも二宮君の話を聞く。

和也「ずっと後つけてきたの…話しかけられるし…ずっと見られてるし…ある日、もう我慢出来なくなったのか家に連れてこられて…」

二宮君は小さい声で…

和也「そいつに無理矢理やられた…」

雅紀「二宮君…」

和也「怖くて叫んでも誰も助けてくれなかったし…やられてからもストーカーされ続けてた…だから親に頼んでアパートを引っ越していってやっとそいつは警察のお世話になったんだ…」

雅紀「じゃあ…」

今も…もしかしたら…二宮君を探しているのかも…

雅紀「大丈夫だよ…二宮君…」

俺は背中に手を回した。

雅紀「怖かったね…でももう大丈夫だよ。何かあったら俺が守るから…」

二宮君は涙を流しながら俺を見た…

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