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隣の家の子犬さん

第7章 運命を変えて

雅紀「だから我慢しないでいつでも頼ってね?大丈夫。もう二宮君は一人じゃないから。俺が側にいるよ…ずっと…」

和也「まさ…き…」

二宮君は涙を流し声に出して泣く。

和也「ヒック…うぇぇん…」

雅紀「大丈夫…怖くないよ。」

和也「雅紀…!雅紀…!」

狼からすっかり怯えた子犬になっていた…

和也「怖かった…怖かったよ…‼︎うぇぇん…‼︎」

雅紀「うん…怖かったね…?もう大丈夫だよ…」

和也「ヒック…ヒック…」

俺は二宮君の背中をトントンする。

和也「雅紀…」

雅紀「ん?」

和也「ありがとう…好きになったのが…雅紀でよかった…」

胸がドキドキするよ…

雅紀「和…」

俺が名前で呼ぶとゆっくり顔を上げた。

そして俺は笑って、

雅紀「こちらこそ…和を好きなってよかったよ…」

そして俺は自分から唇を重ねた…

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