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Alice is where?

第2章 『Alice in Cinderella world』

リビングへと戻った私は、マリアさんと雑談をしていた。
けれども、あまり気が進まず、生返事を返している。

すると、壁掛け時計が

ポーン、ボーン

と音をたてた。

「まあ!お話ししてたら、もうこんな時間に。支度しなくっちゃ!」

「…何か、御用でも?」

「そうなんです!今日は月に一度、王宮で行われる舞踏会があるんです」

「舞踏会…ですか?」

「ええ。ですから、そろそろここを出なきゃいけないんです」

「そうですか。では、私もお暇しますね」

「追い出すような感じになってしまって、ごめんなさいね」

「いえ、大丈夫です。お話し出来てよかったです」

そうして、ミリアさんたちは舞踏会へ行く準備をし、外で待たせていた馬車へと乗り、

王宮へ向かっていった。

私は、ずっとあの子のことが気になり、

もう一度、家のドアを叩いた---


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