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それだ！！と思ったけれど、仕立て直してる間のことを考えるとちょっと、いや、かなり申し訳ない……

「いえ、それはちょっと……」

と答えを渋ったけれど、

「アリスさん、お願いします！」

と、必死な顔でお願いをされた。
これは、引き受けるしかない、か。

「……分かりました。仕立て直している間はどうするおつもりで？」

「あっ……。だ、大丈夫ですっ！薄いですが、毛布があるので！」

それを聞いて少し不安になったけれど、シンデレラさんの為にも、早く仕立て直してあげることが先だと思い、着ていた洋服を受け取り、ドレスの一部として生まれ変わらせることにした。

それから、数十分後－－－

「で、出来たーー！！！」

ようやくシンデレラさん用のドレスが出来上がった。
それは、職人が作ったものよりも見栄えの悪いものではあるけど、早速、彼女に着てもらった。