Alice is where?
第1章 序章
「…で、どんなお礼をしてくれるの?」
「そうだな…。よし、決めた」
そう言ってダニエル君は私の手を引っ張って、森の奥へと進んで行った。
「きゅ、急にどうしたの?」
「…」
「ねぇってば!!」
返事が返ってこない…!!うーん…!!!
それから何度もどこに行っていのか質問したけれど、返事は返ってこないまま歩いた。
数分ほどして、ダニエル君が立ち止まり私の方を振り返った。
そして、
「ここら辺にあるはずなんだがなー」
「ちょっと!!歩いてる間に質問したんだけど、聞いてた?!」
「ああ、聞いてたよ。でも、説明するの面倒だから、実際に体験してもらおうと思う。これが俺からお前への〝お礼〟だ」
「えっ、ちょっと意味分からないんだけど…?」
ダニエル君はどこから取り出したのか分からないショベルを使って穴を掘り始めた。
すると、掘り始めたところを中心に土が無くなり、穴が大きくなっていった。
1、2分経ち、穴は人が1人ほど通れる大きさになっていた。
「そうだな…。よし、決めた」
そう言ってダニエル君は私の手を引っ張って、森の奥へと進んで行った。
「きゅ、急にどうしたの?」
「…」
「ねぇってば!!」
返事が返ってこない…!!うーん…!!!
それから何度もどこに行っていのか質問したけれど、返事は返ってこないまま歩いた。
数分ほどして、ダニエル君が立ち止まり私の方を振り返った。
そして、
「ここら辺にあるはずなんだがなー」
「ちょっと!!歩いてる間に質問したんだけど、聞いてた?!」
「ああ、聞いてたよ。でも、説明するの面倒だから、実際に体験してもらおうと思う。これが俺からお前への〝お礼〟だ」
「えっ、ちょっと意味分からないんだけど…?」
ダニエル君はどこから取り出したのか分からないショベルを使って穴を掘り始めた。
すると、掘り始めたところを中心に土が無くなり、穴が大きくなっていった。
1、2分経ち、穴は人が1人ほど通れる大きさになっていた。