テキストサイズ

僕と娘の話

第2章 先輩の葬式


式から何日か経つと、栞さんから電話があった

相談に乗る気なんか本当はさらさらなかったが
気を使って言ったことが本当になってしまった

何が嬉しくて、好きだった人の結婚相手の相談に乗らなきゃならんのだ


[明日の午後から会えるかしら…]

めんどくさい…そう思いながら


一つのことを思いついた



心から愛した先輩が愛した女性なら

俺も愛することができるのではないか…


ということに

ストーリーメニュー

TOPTOPへ