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僕と娘の話

第5章 僕と娘の家庭事情

リビングでは里生ちゃんが
天気予報を見ながら朝食を食べている

俺の足音に気付き振り返る
「あ、お兄さんおはようございます」

「おはよう。今日は早いね」

里生ちゃんは、俺のことをお父さんと呼ぶのは気が引けるらしい
25歳も年が離れているのに
お父さんよりも若いから!!と言う理由で
俺のことをお兄さんと呼んでいる


「今日は1限から授業なんで…今日午後から雨らしいですよ」

「え…本当かよ最悪…洗濯物乾くかな」

平和な日常会話だ

俺は今までの人生でも今は
割と幸せだ

朝起きると朝食が準備されていて
夜、暗い家に帰ることもない
(大抵、里生ちゃんが先に帰っている)


変だと思うかもしれないが
今までよりも充実していた

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