僕と娘の話
第7章 僕の過ちの話
映画見始めたのは
確か昼の12時過ぎ…もう何時間たっただろうか…
俺もウトウトしていた
あれ…なんか右肩が重い…
右を見ると里生ちゃんは俺の肩に頭を乗せていた
「今は…おい夜の10時じゃないか…テレビ消そ…」
伸びをしたい気分だが…
右肩に申し訳ないからやめておこう
珍しく…寝顔を見るのはいつぶりだろう
スースーと規則正しい寝息をたてながら
里生ちゃんは寝ていた
改めて見ると…
本当に綺麗な顔をした子だ
いつもパッチリと開いた目は閉じているが
まつ毛が長く
鼻筋の綺麗に通っていること…
ピンク色に染まった頬も唇も
肩より少しだけ長い髪はツヤツヤに輝いている
俺が、普通の男ならこの状況はかなりヤバイ