テキストサイズ

僕と娘の話

第10章 事件後の私たちの話

私は大学前に停まるバスに乗りながら想いにふけっていた


確か…あれから一ヶ月がたった


お兄さんに胸を触られた時は
本当に驚いた

お兄さんはてっきりゲイなんだと思っていたし

私には変な気は起こさないと思っていた


だから嬉しかった



触られたあとに

【俺は確かにゲイだし…女に興味はない…
でも…さっきは里生ちゃんに触りたくてたまらなかったんだ…
不思議なくらい触らずにはいられなかった】


女には興味はない…けど
触りたくてたまらなかった
触らずにはいられなかった

私のことを触りたいと…


お兄さんの言葉が私を自惚れさせる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ