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僕と娘の話

第13章 本当のこと

順くんが帰ってから
俺は自分の部屋に籠った

正気で里生ちゃんとは話せる気がしなかったからだ

俺は里生ちゃんが好きだ
こんな気持ち久しぶりで、相手は男ではなく女で
そして俺の娘で…

いままで何人かの女と、何人もの男と寝てきた
でも、相手の初めてになりたいだなんて
童貞じみたこと考えたことはなかった

でも、
【俺は里生の初めての相手…】


とても頭に血が登りあの男に嫉妬した


あぁ里生ちゃんはあんな線の細い人がタイプなのかとか、髪は目にかかる程長いヤツが好きなのかとか、メガネをかけた男が好きなのかとか…考えなくて良い不必要なことを考えてしまう…


資料を読む気には全くなれず…
読書は進まない

時刻は17時を回っていた



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